経鼻法でも経口法でも患者様の希望される方法で施行しています。
胃ドックは、食道・胃・十二指腸の炎症、潰瘍、癌等を発見するための検査です。
胃のレントゲン検査はかって胃癌検診の主役でした。これはレントゲンで胃壁についたバリウムの影を間接的にとらえる方法です。しかし短所が多いために、最近は胃癌検診でレントゲン検査を採用する施設は少なくなっています。
採血による血液免疫学的検査 | 肝炎ウイルスチェックのHBs抗原・HCV抗体検査、梅毒チェックのガラス板法・TPHA検査 |
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腫瘍マーカ検査 | CEA・CA19-9・TPA |
電子内視鏡検査 | 食道・胃・十二指腸を装置で直接観察します。 |
電子内視鏡検査
松澤クリニックでは、原則としてレントゲン検査でなく内視鏡検査をお勧めしています。
経鼻法は、従来のように口腔から内視鏡を挿入する経口法と違い、専用に開発された直径5~6mm程度の細い内視鏡を鼻から挿入します。鼻から挿入するのでカメラ先端が咽頭部に当たる角度が浅くなり圧迫刺激が比較的少なく咽頭反射がおきにくくなります。しかし、体質によっては希に局所麻酔剤や血管収縮剤によりアレルギー反応を起こすこともあります。
当院では、経鼻法でも経口法でも患者様の希望される方法で施行しています。
受診前のご注意
摂取した食事が消化されて胃内腔が空になるのに通常10時間前後かかります。そこで検査を受ける際には次の注意が必要です。
- 検査前日の夕食は午後8時までには済ませること。
透明な水分(お水・お茶・番茶・ポカリ等)でしたら検査直前まで摂取して問題ありません。ただし、牛乳・ヨーグルト等胃内腔が濁るようなものは避けて下さい。 - 当日は食事を食べないで来院して下さい。(歯磨きや前記の透明な水分の摂取はさしさわりありません。)
- 空腹での使用制限のある薬(糖尿病薬等)や胃薬・下剤等は飲まないで下さい。降圧剤等の常用薬はいつものように飲んでけっこうです。服用してよいか不安な場合はあらかじめご相談下さい。
当院では『消化器内視鏡機器洗浄・消毒法ガイドライン』に適合した機器・薬剤を用いて関連機器の適切な洗浄消毒処理を行っていますので、ご安心ください。
実際に内視鏡が挿入されている時間は上部消化管の内視鏡検査で3~5分程度です。その前に簡単な前処置がありますので、結果の説明時間も含めると通常10~30分程度と思っていただいてよろしいと思います。
検査に用いる胃腸の動きを抑える薬の影響で、一時的に目の調節がしにくくなることがあります。しばらく休んでいただけば問題ありませんが、検査直後の車の運転はひかえた方がよろしいと思います。
癌が疑われる所見が認められた場合や胃炎が認められピロリ菌感染が疑われた場合は、生検を行うことがあります。この際の追加費用は、健康保険での請求が可能です。
- 胃ドック
- 24,200円(税込)
検査結果について
検査結果は数日でわかりますが結果報告書作成までに2週間ほどお時間をいただいております。
2週間以降に来院していただければ成績表をお渡しいたします。
検査結果の説明をご希望の方は医師が対応し、療養指導や健康相談にも応じますのでお申し出ください。検査結果の郵送をご希望の方はあらかじめお申し出ください。
最善なアフターケア
検査結果で異常所見が認められた場合は、さらに精査の上、速やかに適切な治療を開始し、入院治療が必要な場合は、病状に適した病院を紹介いたします。
「受診歴」も保存
松澤クリニックでは、大切な各人のデータをコンピューター管理しますので、経時的な推移が容易に把握できます。
2回目以降の受診時には、前回・前々回等のデータと比較しながら、より的確な『現在の健康状態』をお伝えいたします。