Q. タバコが好きなため、肺癌が心配でレントゲン撮影や、喀痰細胞診を毎年受けてきました。これまで異常なかったのですが、肺ドックでヘリカルCT検査を施行したところ、大きな肺癌が見つかりました。どうしてこれまで発見できなかったのでしょうか。
A. 従来の肺癌検診では胸部レントゲン撮影が行われてきました。しかし、胸部レントゲン撮影では小さい癌は見えにくく、発見される肺癌は平均して3センチほどのものが多く、場所によっては5センチになっても発見されないケースもあり「見つかった時はもう手遅れ」ということがよくありました。CT検査ですと5ミリほどの肺癌の所見もつかめるので、CTならまだ治る時期の肺癌を見つけることが可能ということをこれまで多くの肺癌専門医は指摘していました。この点について、日本を含む国際チームが3万人規模の調査結果を最近公表し、注目を集めました。国際チームの発表は、CTで見つかった肺癌のうち85%は早期段階の「1期」と判断され、この人たちの10年生存率は88%になったとの内容です。

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