「機能性ディスペプシア」のお話

Q 48歳男性です。「胃のもたれ」「痛み」「つかえ感」「胃が重い」「食事を少ししか食べられない」といった不快な症状が何年も前から続いています。これまで胃カメラ検査を何度も受けましたが、その都度胃炎も胃潰瘍も見当たらず、いろりろな胃薬や整腸剤を飲んでみましたが良くならずにずっと悩んできました。解決方法はないでしょうか?
A お話の状況から「機能性ディスペプシア」の可能性があります。この病気の概念は少し前からありましたが、病名としては新しいものです。
■ 「機能性ディスペプシア」とは?
「ディスペプシア」とは「胃のもたれ」「痛み」「つかえ感」「胃が重い」「食事を少ししか食べられない」といったみぞおちを中心とする様々な不快な症状のことを指します。
こうした不快な症状は胃炎や胃潰瘍(胃癌)あるいは十二指腸潰瘍等の疾患があって出現するのが一般的ですが、胃カメラで検査を行っても何問題がなくても出現することがよくあることがわかってきました。この場合、胃を詳しく調べても器質的な病変は無いのに胃の機能に異常が生じて症状が発生するので「機能性ディスペプシア」という病名が付けられました。