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 食生活の変化や高齢化に伴い、各種の動脈硬化性の疾患が増加しています。頸動脈は動脈硬化の好発部位で大動脈と脳をつなぐ重要な血管です。近年、頸動脈の動脈硬化性病変が、脳梗塞や一過性脳虚血発作の塞栓源として注目されています。脳は絶えず心臓から酸素に富んだ豊富な血液の供給を受けていなければなりません。脳と心臓は太い頸動脈によって結ばれており,この動脈に動脈硬化が生じて内腔に狭窄状態が発生すると脳血流が足りなくなるだけでなく,動脈硬化部位から血液が固まって生じた血栓や動脈硬化の破片が脳に流出したりしますと,脳の動脈が詰まり,脳梗塞を起こし,神経細胞の壊死を来たします。
 脳梗塞になりますと様々な程度の麻痺や言語障害,場合によっては意識レベルの低下や知能障害が発生し,車椅子や寝たきりの生活になることも少なくありません。
 検査を行なえばリスクの程度がわかるわけですから、心配な所見が認められた場合は普段から投薬等により予防措置を講じて不測の事態が発生しないよう備えてことが望ましいわけです。
 大切なのは現在閉塞の症状があるかではなく,近い将来病気が発生する可能性が高いかどうかといいうことです。こうした頸動脈の状況の判断をするための各種検査は開発されていますが、身体に侵襲を加えず最も簡単に測定出来るものが超音波による判定です。超音波診断装置により血管内腔の形状、血管内膜面および血管壁の状態を観察することにより、かなり正確な情報がもたれされるようになりました。
 超音波検査の際は,ベッドに横になり,頸部に検査用ゼリーをつけて,超音波のプローベを当てるだけです。痛み等の苦痛は全くなく,数分で検査は終了します。レントゲンを用いませんので放射線被曝の心配もありません。高度な狭窄が疑われたり,超音波検査で判定が困難な場合には,MRA検査やヘリカルCTによる精査を行えばさらに詳しい情報を得ることも出来ます。

 

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