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 逆流性食道炎、食道潰瘍、食道癌、胃潰瘍、胃癌、十二指腸潰瘍等を発見するための検査です。

 当院の胃ドックでは、採血による血液免疫学的検査(肝炎ウイルスチェックのHBs抗原・HCV抗体検査、梅毒チェックのガラス板法・TPHA検査)、腫瘍マーカ検査(CEA・CA19-9・TPA)の後、食道・胃・十二指腸を電子内視鏡装置で直接観察し、デジタル画像をコンピューターに記録します。

 「最近話題の経鼻内視鏡とはどのようなものでしょうか。」

 従来のように口腔から内視鏡を挿入するのと違い、専用に開発された直径5〜6mm程度の細い内視鏡を鼻から挿入します。鼻から挿入するのでカメラ先端が咽頭部に当たる角度が浅くなり圧迫刺激が比較的少なく咽頭反射がおきにくくなります。それに、口からの挿入でないのでマウスピースをくわえないですむため、モニターに映し出される自分の胃の画像を見ながら検査医と会話ができるといった利点もあります。
欠点としては鼻から挿入するため、検査前に時間をかけて鼻の痛みを取るための局所麻酔剤と鼻出血を防ぐための血管収縮剤を鼻腔内に注入しなければならないと言った煩わしさがあります。体質によっては希に局所麻酔剤や血管収縮剤によりアレルギー反応を起こすこともあります。内視鏡で擦れて鼻の疼痛を訴えたり鼻出血を起こしたり、鼻腔内に疾患があると挿入できないといったこともあります。 嚥下反射が特に強く神経質な方の場合は経鼻内視鏡のほうが楽な印象はありますが、上記のような欠点があるのは事実です。
私の施設では毎日6~8例、1年間に1500例ほどの内視鏡検査を行っていますが、経口法で全く問題ありません。経鼻法では前処置に時間がかかる点、副作用の点を考慮すると鼻から挿入しないで経口の方が良いわけですが咽頭刺激の点を考慮すると経鼻用の超微細内視鏡の方が良いわけです。そこで当院では両者の利点を生かした方法、つまり経鼻用の超微細内視鏡を丁寧に咽頭にあたらないように経口挿入するのが一番良い方法との印象を持っています。前処置に経鼻法ほどの手間がからず、お鼻の不快や副作用もなく、しかも楽に飲めるわけです。当院では経鼻法でも経口法でも患者様の希望される方法で施行しています。
「胃カメラとは違うのですか?」
 以前は小型のカメラを胃内にいれて遠隔操作で写真撮影する検査が行われていました。直接胃内部を見ながら撮影することはできませんでしたが、胃内を観察する検査法として普及し、「胃カメラ」という名称が定着しました。検査後にフィルムを現像してはじめて画像がわかるという不便さがありました。その後、胃内の画像を直接観察しながら検査し写真撮影する内視鏡が一般的になりました。
 最近の装置は画像を写真フィルムに撮影するのでなく、先端に内蔵した小さなテレビカメラ様のCCDで画像をとらえ、電子的に記録する仕組みになっています。 
 したがって、現在の胃の検査機器の名称としては「胃カメラ」より「胃内視鏡」「電子内視鏡」が正しいことになりますが、広く普及した「胃カメラ」という名称がそのまま使われており、現在は両者があまり厳密に区別されずに用いられているようです。


「どのような場合に内視鏡検査が必要ですか?」

 逆流性食道炎、食道潰瘍、食道癌、胃潰瘍、胃癌、十二指腸潰瘍等が疑われる場合に行われています。 
直接、食道、胃、十二指腸の内腔を観察し、疑わしい部位の組織採取もできるため、きわめて有用です。
消化管出血の止血、ポリープの切除、胃癌の治療、誤飲した異物や寄生虫の摘出などにも用いられます。


「胃癌検診では、レントゲン検査と内視鏡検査のどちらがよいのでしょうか?」

 胃のレントゲン検査はかって胃癌検診の主役でした。これはレントゲンで胃壁についたバリウムの影を間接的にとらえる方法です。{大きな病変は認識されても微細な病変は見過ごしてしまう恐れがある}{疑わしい病変があっても直接組織採取ができないため診断確定ができない}{有害なレントゲン被爆がある}等の短所が多いために最近は胃癌検診でレントゲン検査を採用する施設は少なくなっており、歴史的役割を終えようとしています。

 当院では、原則としてレントゲン検査でなく内視鏡検査をお勧めしています。


「内視鏡検査をうけて病気が感染することはありませんか?」

 以前はまれに内視鏡による感染例の報告がありましたが、こうした事例を無くすための『消化器内視鏡機器洗浄・消毒法ガイドライン』が作られています。このための専用機器・薬剤を用いて洗浄消毒を行っている施設であれば、一般細菌や肝炎ウイルスなどが感染することはまずないと考えてよいと思います。
 当院では『消化器内視鏡機器洗浄・消毒法ガイドライン』に適合した機器・薬剤を用いて関連機器の適切な洗浄消毒処理を行っています。

「内視鏡処置、内視鏡手術が話題になりますが?」

 粘膜に限局した比較的小さな胃ポリープ、胃腺腫、粘膜層に限局している小さな胃癌などは、内視鏡で切除することが可能です。それに、胃や十二指腸潰瘍等からの出血の止血、アニサキス等の寄生虫の診断摘出、誤飲した異物の除去、狭窄部位の拡張などにも内視鏡が用いられます。
 
 「検査を受けるときには、どうしたらよいでしょう?」

 摂取した食事が消化されて胃内腔が空になるのに通常10時間前後かかります。そこで検査を受ける際には次の注意が必要です。
 検査前日の夕食は午後8時までには済ませること。そして、透明な水分(お水・お茶・番茶・ポカリ・少量のお酒等)でしたら検査直前まで摂取して問題ありません。ただし、牛乳・ヨーグルト等胃内腔が濁るようなものは避けて下さい。
 当日は食事を食べないで来院して下さい。(歯磨きや前記の透明な水分の摂取はさしさわりありません。)
 空腹での使用制限のある薬(糖尿病薬等)や胃薬・下剤等は飲まないで下さい。降圧剤等の常用薬はいつものように飲んでけっこうです。服用してよいか不安な場合はあらかじめご相談下さい。

「内視鏡検査にはどのぐらい時間がかかりますか?」

 実際に内視鏡が挿入されている時間は上部消化管の内視鏡検査で3~5分程度です。その前に簡単な前処置がありますので、結果の説明時間も含めると通常10~30分程度と思っていただいてよろしいと思います。 
「検査後すぐに車の運転をしても問題ありませんか?」
 検査に用いる胃腸の動きを抑える薬の影響で、一時的に目の調節がしにくくなることがあります。
 しばらく休んでいただけば問題ありませんが、検査直後の車の運転はひかえた方がよろしいと思います。


{癌が疑われる所見が認められた場合や胃炎が認められピロリ菌感染が疑われた場合は生検を行うことがあります。この際の追加費用は健康保険での請求が可能です。}

 
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